先日、いわて癒しの会主催で開催された特別講演会にて、エジプトの考古学者であり、テレビロケコーディネーター、そして弁護士という多彩な肩書きを持つイサーム・ガラール(イサム)氏が、エジプトの魅力を語ってくださいました。盛岡ではなかなかお話を聞くことができない貴重な体験でした。

イサム氏は日本語が非常に堪能で、語彙も豊か。しかもユーモアたっぷり!
講演中は、時折手ぶりも交えながら、参加者との距離をぐっと縮める姿勢に、スタッフ一同「さすが…!」と感嘆しっぱなしでした。まるで日本人のような自然な話しぶりに、会場の空気は一気に和やかに。笑い声と驚きの声が交錯する、まさに“エジプト旅行の予習”のような時間でした。
内容は、古代文明の神秘から現代の暮らし、観光地としての魅力まで幅広く、どれもイサム氏自身の経験に裏打ちされた“生きた知識”。旅行コーディネーターとしてもトップクラスの実力を持つ氏の話は、まるで現地を歩いているかのような臨場感があり、「この人に案内してもらえたら、旅が何倍も深くなる」と感じる方も多かったのではないでしょうか。




写真では、イサム氏の表情豊かな語りの様子や、参加者との笑顔の交流、展示されたエジプトの工芸品などをご紹介しています。講演後には、参加者からの質問にも丁寧に答えてくださり、エジプトという国がぐっと身近に感じられる、心温まる時間となりました。
実は今回の講演会、準備段階からちょっとした“冒険”でした。
イサム氏との事前打ち合わせでは、日本語でのやりとりがスムーズすぎて「本当にエジプトの方ですよね…?」と何度も確認したほど(笑)。資料のやり取りも、細かいニュアンスまで汲み取ってくださり、こちらが恐縮するほどの丁寧さでした。
当日は、会場設営の段階から「エジプトらしさ」をどう演出するかでスタッフ間でアイデアを出し合い、入口にパピルス風の飾りを設置したり、ちょっとした工夫を凝らしました。
講演後の質疑応答では、予想以上に多くの方が手を挙げてくださり、時間が足りなくなるほどの盛り上がりに。イサム氏も「岩手の皆さんは本当に温かいですね」と笑顔で話されていたのが印象的でした。

次回のイベントも、どうぞお楽しみに。世界の文化と人の温もりに触れる、そんなひとときをまたご一緒できれば嬉しいです。
